物品税にまつわるエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 18:16 UTC 版)
「めだかの兄妹」の記事における「物品税にまつわるエピソード」の解説
「およげ!たいやきくん」も参照 「黒ネコのタンゴ」も参照 「めだかの兄妹」は当初、『新しい時代の童謡』というコンセプトで製作された。発売当時は物品税があり(消費税導入時に廃止)、レコードは『生活必需品ではない』という考えから物品税の課税対象とされていたが、例外的に童謡は教育に配慮して物品税は非課税扱いとされた。 本作を発売したフォーライフ・レコードは当初「A面曲・B面曲共に童謡である」と判断し、物品税を申告しなかった。だが大ヒットしたため、後に童謡(非課税)か歌謡曲(流行歌)(課税)かで争いとなった。国税庁はA面曲の「めだかの兄妹」は「童謡とも流行歌ともはっきりしない」「童謡的流行歌」と判定。一方でB面曲の「春風の郵便屋さん」は流行歌(歌謡曲)と判定し、その上でB面曲のほうが録音時間が長いという理由で、課税対象とした。フォーライフは東京国税局と交渉したが、結局フォーライフ側が折れる形で国税庁の判断を受け入れ、1983年6月10日までに1983年3月末までの売上50万枚分の物品税3000万円を改めて払うことで決着した。 これに対し、作曲家の中田喜直は国税庁の主張に反論し、ある曲が童謡か否かは歌詞で判断すべきであり、歌詞からみれば「めだかの兄妹」は明らかに童謡であるとした。
※この「物品税にまつわるエピソード」の解説は、「めだかの兄妹」の解説の一部です。
「物品税にまつわるエピソード」を含む「めだかの兄妹」の記事については、「めだかの兄妹」の概要を参照ください。
- 物品税にまつわるエピソードのページへのリンク