爆弾設置するも不発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 03:55 UTC 版)
「コロンバイン高校銃乱射事件」の記事における「爆弾設置するも不発」の解説
1999年4月20日11時10分、エリック・ハリスおよびディラン・クレボルドは、各々の自動車でコロンバイン高校に同時に到着した。ハリスは学生用駐車場に駐車し、クレボルドは彼の割り当てではない教職員及び来客用駐車場に駐車した。それらの地点から、2人は、それぞれ一階カフェテリアに対する完全な視界を確保していた。また、両名とも学校の主な出口をカバーしていた。 2人は「A」ランチが始まる数分前にカフェテリアに入り、2つのダッフルバッグを置いた。バッグにはそれぞれ20ポンド(9kg)のプロパン爆弾が11時17分に爆発するようセットされていた。2人がカフェテリアに入ったとき、ちょうど管理者が防犯カメラのビデオテープを巻き戻してから新しいテープに交換していたため、爆弾設置の瞬間は録画されなかった。 2人の当初の計画では、カフェテリアで爆弾を炸裂させ、そこから逃げてきた人たちを銃撃する予定であった。爆弾は、カフェテリアの全てを破壊し、二階の図書館を崩壊させるのに十分な威力を持っていた。2人は、爆弾の炸裂を待つために、各々の自動車に戻った。 しかし、カフェテリアの爆弾は爆発しなかったため、ハリスとクレボルドは、ハリスの自動車の近くで出会い、弾薬や爆弾の詰まったダッフルバッグを持った。ハリスのバッグには、ソードオフに改造されたサヴェージ スプリングフィールド67Hポンプアクション式散弾銃、ハイポイント995 9mmセミオートカービンが入っており、クレボルドのバッグには、9mm半自動拳銃イントラテック TEC-DC9、スティーブンス311D水平二連短銃身散弾銃をそれぞれ入れたバックパックで武装しカフェテリアに向かった。2人は、校地で最も高い位置である西側入り口階段の上に行った。この地点から見て、カフェテリアの横側入り口は、階段の下方にあった。学校の主な西側入り口は2人の左側にあり、運動場は右側に位置した。
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