湿地のエンジェル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 04:39 UTC 版)
「第二次チャールストン港の戦い」の記事における「湿地のエンジェル」の解説
8月2日、北軍の工兵がチャールストン市に対して直接砲撃するために、より内陸で砲台の建設を始めた。8月17日までに、大型砲台に武装する用意ができていた。チャールズ・セルマー中尉がメイン第11歩兵連隊の分遣隊と共に呼びつけられ、現在は「湿地のエンジェル」と呼ばれる200ポンド・パロット砲を据え付けた。8月21日、ギルモアはボーリガードに最後通告を送り、ワグナー砦とサムター砦を放棄しないとチャールストン市を砲撃すると伝えた。翌日になってもその返事は無く、「湿地のエンジェル」の第一弾がチャールストン市のセントマイケル教会尖塔を標的にして放たれた。8月22日、南軍砲台が湿地のエンジェルを黙らせようとしたが無駄だった。ボーリガードは、ギルモアが文民のいる市内に大砲を向け、市民に脱出する機会を与えなかったことで、ギルモアのことを軽蔑した。ギルモアは1日の休戦猶予を与えたが、チャールストンが補給物資の保管所として、合法的に軍事的な標的になるという事実を伝える機会もあった。砲撃は再開されたが、湿地のエンジェルが26発放ったところで破裂し、この作戦の間代替品は届かなかった。この南北戦争で市民が軍事目的の標的にされたのは最初のことになった。
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