渡くんの××が崩壊寸前

ウィキペディア

渡くんの××が崩壊寸前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/04/15 03:50 UTC 版)

渡くんの××が崩壊寸前
ジャンル	ラブコメディ[1]
漫画
作者	鳴見なる
出版社	KADOKAWA →講談社
掲載誌	ヤングエース →月刊ヤングマガジン
レーベル	角川コミックス・エース →ヤンマガKCスペシャル
発表号	ヤングエース： 2014年9月号 - 2015年7月号 月刊ヤングマガジン： 2015年No.12 - 2023年No.10
発表期間	2014年8月4日[2] - 2023年9月20日[3]
巻数	KADOKAWA：全1巻（未完） 講談社：全16巻
話数	全92話
アニメ
原作	鳴見なる
監督	直谷たかし
シリーズ構成	髙橋龍也
脚本	山田哲弥、直谷たかし
キャラクターデザイン	安田祥子
アニメーション制作	Staple Entertainment
製作	渡くんの××が崩壊寸前製作委員会
放送局	TOKYO MXほか
放送期間	2025年7月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト	漫画・アニメ
ポータル	漫画・アニメ

『渡くんの××が崩壊寸前』（わたりくんのバツバツがほうかいすんぜん^[4]）は、鳴見なるによる日本のラブコメディ漫画。『ヤングエース』（KADOKAWA）にて、2014年9月号（8月4日発売）から2015年7月号（6月4日発売）まで連載^[2][5]。その後『月刊ヤングマガジン』（講談社）に移籍して、2015年No.12（11月20日発売）から2023年No.10（9月20日発売）まで連載された^[1][3]。

メディアミックスとして、テレビアニメが2025年7月から放送予定^[6]。

あらすじ

2年前に両親を亡くした渡直人は幼なじみで畑あらしである館花紗月に6年ぶりに再会する。彼女の言動に振り回される渡直人、直人に思いを寄せる石原紫、アルバイト先で再会した中学校時代の後輩・梅澤真輝奈。いびつな、そして狂った崩壊寸前のラブコメが始まる。

登場人物

声の項はテレビアニメ版の声優。

渡 直人（わたり なおと）

声 - 梅田修一朗^[6]

16歳、高校2年生。2年前に両親と死別し^[7]、妹・鈴白と共に親戚中をたらい回しにされ、現在は東京郊外に住む叔母・多摩代に引き取られている^[8]。妹・鈴白を溺愛するシスコンで、日常は鈴白が中心と語る^[9][10]。気弱な性格で決断力がない。

館花 紗月（たちばな さつき）

声 - 矢野優美華^[6]

16歳、高校2年生。直人が健在だったころの両親と信州に住んでいたころの幼なじみだが、渡一家が手入れしていた畑を散々に破壊した^[11]ことで、直人からは警戒されている。その6年後に同じ高校のC組に転校してきたことで再会を果たす。やがて直人への好意を自覚してからは、直人に思わせぶりな態度を取り、困惑させている。元農家の娘^[12]。長野の松本にある旅館の娘で、不良のような兄がいる。

石原 紫（いしはら ゆかり）

声 - 伊駒ゆりえ^[6]

16歳、高校2年生。作中冒頭から直人に好意を抱いており度々関わってはいたが、クラス旅行をきっかけに自身の好意を完全に自覚する。紗月に対してはライバルとして認識しており、彼女の言動に主人公と同様に度々振り回され、精神的に病む傾向にある。

渡 鈴白（わたり すずしろ）

10歳、小学4年生。直人の妹。大の甘えん坊で、直人にとっては悩みの種である。環境のせいか、かなり大人びている。

徳井（とくい）

男子。学校でよく直人と話をしている。石原と幼馴染みで度々相談を持ちかけられる。

渡 多摩代（わたり たまよ）

28歳、父方の叔母。1日の大半を仕事も含めて自室で過ごし、外出する様子はなく、頻繁に編集者が家に出入りしている^[13]。

静間（しずま）

多摩代の担当編集者。

梅澤 真輝奈（うめざわ まきな）

聖ソラリナ女学院の1年生。直人の中学時代の陸上部の後輩。直人を意識している。陸上の推薦で高校に進学したが、サボり気味で部員から浮いている。

評価

恋愛カウンセラーのアルテイシアは、2巻発売時点の本作について、一見すると普通のハーレムものラブコメディであるが、ヒロインたちの渡への感情は理想化や執着によるものであると分析し、なんの取り柄もない主人公がモテる話ではなく、モテモテでもおかしくないくらい魅力的な渡くんが実はモテていないという、逆転構造という点において、ラブコメディに対するカウンターであるとの感想を述べている^[10]。

書誌情報

• 鳴見なる 『渡くんの××が崩壊寸前』 KADOKAWA 〈角川コミックス・エース〉、全1巻（未完）
  1. 2015年2月14日発売^[14]、ISBN 978-4-04-102797-4
• 鳴見なる 『渡くんの××が崩壊寸前』 講談社 〈ヤンマガKCスペシャル〉、全16巻
  1. 2016年5月6日発売^[15]、ISBN 978-4-06-382780-4
  2. 2016年6月17日発売^[16]、ISBN 978-4-06-382809-2
  3. 2017年1月6日発売^[17]、ISBN 978-4-06-382909-9
  4. 2017年7月6日発売^[18]、ISBN 978-4-06-510023-3
  5. 2018年1月5日発売^[19]、ISBN 978-4-06-510701-0
  6. 2018年9月6日発売^[20]、ISBN 978-4-06-512808-4
  7. 2019年3月6日発売^[21]、ISBN 978-4-06-514805-1
  8. 2019年10月4日発売^[22]、ISBN 978-4-06-517291-9
  9. 2020年9月4日発売^[23]、ISBN 978-4-06-520694-2
  10. 2021年3月5日発売^[24]、ISBN 978-4-06-522588-2
  11. 2021年8月5日発売^[25]、ISBN 978-4-06-524343-5
  12. 2022年2月18日発売^[26]、ISBN 978-4-06-526831-5
  13. 2022年7月20日発売^[27]、ISBN 978-4-06-528418-6
  14. 2023年1月19日発売^[28]、ISBN 978-4-06-530414-3
  15. 2023年8月18日発売^[29]、ISBN 978-4-06-532372-4
  16. 2023年11月20日発売^[30]、ISBN 978-4-06-532693-0

テレビアニメ

この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 ウィキペディアはニュース速報でも宣伝サイトでもありません。方針に従い独自研究の予測などは載せず、信頼できる出典を明記した上で正確な記述を心がけてください。また、特に重要と思われることについてはウィキニュースへの投稿も検討してください。

2023年9月、原作の連載終了と同時にアニメ化が発表された^[3]。2025年7月からTOKYO MXほかにて放送予定^[6]。

スタッフ

• 原作 - 鳴見なる^[6]
• 監督 - 直谷たかし^[6]
• 副監督 - 浅見松雄^[6]
• シリーズ構成 - 髙橋龍也^[6]
• 脚本 - 山田哲弥^[6]、直谷たかし^[6]
• キャラクターデザイン - 安田祥子^[6]
• 衣装デザイン - 鈴木ののか^[6]
• プロップデザイン - 山崎千絵^[6]
• 総作画監督 - 安田祥子^[6]、小美戸幸代^[6]、小林利充^[6]、扇多恵子^[6]
• アニメーション制作 - Staple Entertainment^[6]
• 製作 - 渡くんの××が崩壊寸前製作委員会^[6]

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間^[6]

放送期間	放送時間	放送局	対象地域 [31]	備考
2025年7月 -	未発表	TOKYO MX	東京都
		BS日テレ	日本全域	BS/BS4K放送

出典

1. ^ ^{a b} “鳴見なるの三角関係＋妹のラブコメ「渡くんの××が崩壊寸前」月刊YMに移籍”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年11月20日). https://natalie.mu/comic/news/166652 2023年9月20日閲覧。 
2. ^ ^{a b} “貞本版「エヴァ」ペンペンのペンがヤングエース付録に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年7月4日). https://natalie.mu/comic/news/120458 2023年9月20日閲覧。 
3. ^ ^{a b c} “渡くんの××が崩壊寸前：「ラーメン大好き小泉さん」作者のラブコメがアニメ化”. MANTANWEB. MANTAN (2023年9月20日). 2023年9月20日閲覧。
4. ^ 『鳴見なる最新2作品『ラーメン大好き小泉さん』&『渡くんの××が崩壊寸前」がバレンタインデーに同時発売！』（プレスリリース）KADOKAWA、2015年2月12日。https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001295.000007006.html。2025年3月14日閲覧。 
5. ^ “ヤングエース 2015年7月号”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 紀伊國屋書店. 2025年3月14日閲覧。
6. ^ ^{a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u} “アニメ「渡くんの××が崩壊寸前」は7月放送 梅田修一朗、矢野優美華、伊駒ゆりえ出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年3月12日). 2025年3月12日閲覧。
7. ^ 第1巻10頁
8. ^ 第1巻11頁
9. ^ 第1巻9頁
10. ^ ^{a b} ナタリー 2016, p. 1.
11. ^ 第1巻80頁
12. ^ 第1巻100頁
13. ^ 第1巻14頁
14. ^ “「渡くんの××が崩壊寸前 （1）」鳴見なる [角川コミックス・エース]”. KADOKAWA. 2025年3月14日閲覧。
15. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（1）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
16. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（2）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
17. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（3）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
18. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（4）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
19. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（5）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
20. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（6）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
21. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（7）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
22. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（8）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
23. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（9）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
24. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（10）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
25. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（11）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
26. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（12）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
27. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（13）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
28. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（14）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年1月19日閲覧。
29. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（15）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年8月18日閲覧。
30. ^ “『渡くんの××が崩壊寸前（16）』（鳴見 なる）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年11月21日閲覧。
31. ^ テレビ放送対象地域の出典：
    • 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度（資料2）” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
    • “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
    • “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。

参考資料

• 三木美波 (2016年6月29日). “鳴見なる「渡くんの××が崩壊寸前」特集”. コミックナタリー. 2021年4月23日閲覧。

外部リンク

• 渡くんの××が崩壊寸前 - ヤングマガジン公式サイト
• TVアニメ『渡くんのXXが崩壊寸前』公式サイト
• TVアニメ「渡くんの××が崩壊寸前」公式 (@watarikun_anime) - X（旧Twitter）

表 話 編 歴 Staple Entertainment
テレビアニメ	3秒後、野獣。〜合コンで隅にいた彼は肉食でした 金装のヴェルメイユ〜崖っぷち魔術師は最強の厄災と魔法世界を突き進む〜 実は俺、最強でした? 結婚指輪物語 Übel Blatt〜ユーベルブラット〜共 渡くんの××が崩壊寸前
共：共同制作

この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌）。 項目が漫画家・漫画原作者の場合には{{Manga-artist-stub}}を貼り付けてください。

• 表示
• 編集