渋谷系ギャル雑誌の相次ぐ撤退
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 07:20 UTC 版)
「ギャル」の記事における「渋谷系ギャル雑誌の相次ぐ撤退」の解説
渋谷系ギャルが消極化していった原因の一つとして、雑誌媒体におけるファッションモデル依存が挙げられる。 それまでのギャルファッションの多くはひとりのカリスマを崇拝し、己が崇めるモデル(あるいはタレント)が雑誌内で着用する衣服や小物を購入するという動きが強かった。代表的な例として益若つばさにおける「つばさ売れ」という現象などが挙げられる。こうした背景から、加齢によって10代ファッションを通していくには無理がある年齢となったとしても、他のギャル系雑誌に移籍するなど、古くから人気のあるモデル(つまり「着れば売れる」という実績があるモデル)をそのまま登用し続けた結果、新しいモデルやカリスマ的な人物を輩出できなかったことが大きいという見方もある。益若の結婚による『Popteen』卒業となった2008年には各ギャル誌は最盛期を迎えたが、その後の売り上げは極端に落ち込み始め、『小悪魔ageha』を例にとれば2008年には30万部を発行していたものが、2014年には12万部発行し5万部程度の売り上げにまで落ち込んだ。その結果、様々な雑誌編成や社員リストラなどを行ったものの、同誌や『Happie nuts』を出版するインフォレストが4月15日に事業停止され一時休刊となった。また同年5月31日の7月号で『egg』が休刊することが発表された。
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