混戦ミッドウエスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/24 03:22 UTC 版)
「1970-1971シーズンのNBA」の記事における「混戦ミッドウエスト」の解説
バックスが在籍するミッドウエスト・デビジョンは4チーム全てが勝率5割以上を記録するリーグ最激戦区となった。シカゴ・ブルズは創部5年目にして初めて勝率5割以上に達し、リーグ3位の高勝率を収める躍進を果たした。従来からの主力選手であるジェリー・スローン、ボブ・ラブに加え、前季にはフィラデルフィア・76ersからチェット・ウォーカーを獲得しており、充実したメンバーが揃っていた。 フェニックス・サンズ、デトロイト・ピストンズも勝率5割以上を達成したが、プレーオフ出場枠を確保できずプレーオフ進出はならなかった。両チームともセントラル・デビジョンであればデビジョン優勝できた勝率である。サンズはシーズン前に大黒柱のガイル・グッドリッチがロサンゼルス・レイカーズに移籍してしまったが、かわりにニール・ウォーク、クレム・ハスキンズを獲得。コニー・ホーキンス、ディック・ヴァン・アースデールにこの2人が加わったサンズは翌シーズンまで好成績を維持するが、このユニットでプレーオフ出場を果たすことはついぞ無かった。 ニューヨーク・ニックスと共に長い間リーグの二大お荷物チームとなっていたデトロイト・ピストンズは(ニックスは前季に優勝を果たした)、1967年とこのシーズンのドラフト1位指名でジミー・ウォーカーとボブ・レイニアを獲得し、地道に戦力を整えて15年ぶりとなる勝率5割以上を達成した。ボブ・レイニアと生え抜きのデイブ・ビンは今後数シーズン、ピストンズの主軸となる。
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