深海の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 02:07 UTC 版)
深海とは水深200メートルより深い海の部分を指す。これは必ずしも厳密な定義ではなく、これ以外の用法も存在するが、おおよその場合にこのように扱われている。普通はこれより浅い海の部分を表層(epipelagic)という。 これは特に生物に基づいての判断であり、この深さまでは太陽光によって植物(プランクトン)が光合成可能であることをその大きな理由としている。この深さでは可視光線はほぼ遮断され、暗黒の世界となる。ただし厳密な測定ではより深くまで通る光はあり、その深さは1,000メートルに達する。そのため200 - 1,000メートルを弱光層、それ以深を無光層と呼ぶ例もある。 深海は深度によって次のように区分され、この区分は漂泳区分帯と呼ばれる。区分者により数値が異なることがある。また、深海層を含めない場合もある。 中深層 200 - 1,000メートル 漸深層 1,000 - 3,000メートル 上部漸深層 1,000 - 1,500メートル 下部漸深層 1,500 - 3,000メートル 深海層 3,000 - 6,000メートル 超深海層 6,000メートル以深
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