海外におけるIPランドスケープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 00:44 UTC 版)
「IPランドスケープ」の記事における「海外におけるIPランドスケープ」の解説
海外においてIPランドスケープという用語が、上記のような「知財情報(主に特許情報)を経営戦略・事業戦略策定へ活用」と「知財を重視した経営」という意味合いで用いられることはあまりなく、IP(知的財産)のランドスケープ(風景・景観)の言葉通りに「知財全般の概況把握」のように、より漠然とした意味合いで使われるケースが多い(Googleで"ip landscape"で検索)。 IP landscape of Blockchain(EPOのカンファレンス、ブロックチェーン分野のIPランドスケープ) Thailand's IP landscape shows promise(Managing IPの記事、タイのIPランドスケープは有望-記事内では法制度関連について述べている) How can CPTPP change Vietnam's IP landscape? (The South-East Asia IPR SME Helpdesk、太平洋横断パートナーシップ(CPTPP)はベトナムのIPランドスケープにどのような変化をもたらすか?) 現在日本国内で用いられているIPランドスケープに近しい意味合いの英語としてはPatent Landscape(パテントランドスケープ)がある。日本では特許情報分析の結果を可視化したものをパテントマップ・特許マップと呼ぶが、海外ではPatent Landscape(パテントランドスケープ)と呼ぶことが多い。Patent Landscape(パテントランドスケープ)だけではなく、パテントマップ・特許マップにおいても、特許情報だけではなくマーケット情報や企業情報など複合的に分析することが必要かつ重要である(パテントマップ・特許マップは特許情報のみの分析にとどまるものであり、特許以外のマーケット情報や企業情報を加味しない分析であるという誤った言説も一時期流れていた)。 欧米においてはPatent Landscape(パテントランドスケープ)が用いられることが多いが、韓国においては知財を重視した研究開発活動を指す用語として「IP-R&D」が普及している。 なお、Googleトレンドにおいて”ip landscape”と"patent landscape"のキーワード検索ボリュームの推移を確認すると、”ip landscape”はあまり用いられている用語ではないことが確認できる(特に近年キーワード検索ボリュームが増加して、注目を浴びている様子もうかがえない)。
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