浄心電車運輸事務所
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「名古屋市電の車両基地」の記事における「浄心電車運輸事務所」の解説
浄心電車運輸事務所(じょうしん でんしゃうんゆじむしょ)は、名古屋市西区浄心1丁目にあった車庫である。上江川線浄心町停留場に隣接し、浄心町や秩父通を発着する10番台の運転系統を主に担当していた。敷地面積3,379坪、最大でボギー車75両を収容できる市電最大の車庫で、トラバーサーを1台備えていた。所属車両に取り付けられた記号は「淨」。 当車庫は、1925年(大正14年)3月26日に浄心出張所として新設された。1930年(昭和5年)1932年(昭和7年)2月1日に池下出張所(後の池下電車運輸事務所)に統合され、池下出張所浄心派出所となるが、1937年(昭和12年)11月1日に池下出張所から分離され浄心出張所に戻った。1939年(昭和14年)10月1日には浄心電車運輸事務所に改称。押切線や押切浄心連絡線の廃止に伴い、1972年(昭和47年)3月1日に閉鎖された。 上江川線(柳橋方面)用と押切浄心連絡線(名古屋駅前方面)用の出入庫線が独立している特徴的な配線を持っていた。 車庫があった場所は浄心交差点の北西角で、跡地には市営住宅のシティーファミリー浄心やマンションが建設されている。また、車庫隣接地に1930年(昭和5年)4月に建設された自動車車庫(市営バス浄心自動車運輸事務所、後の浄心営業所)が現存している。
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