流氷の広がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 10:18 UTC 版)
詳細は「北極の海氷」を参照 海氷の分布は、1970年代後半からの衛星時代になって衛星シーサット (1977)、ニンバス 7 (1978) による多重チャンネル・マイクロ波放射計 (SMMR:Scanning Multichannel Microwave Radiometer) 探査を用いて信頼置ける計測ができるようになった。正確で頻繁にできるマイクロ波による計測は、アメリカDMSP衛星 F8の特殊マイクロ波画像センサー (SSMI:Special Sensor Microwave Imager) の打ち上げによってさらに促進した。 1979年以降の傾向は、北極では10年あたり-2.5±0.9%と減少、南極では4.2±5.6%と増加している。1948年から1999年の52年間についてのモデル研究が行われた結果 (Rothrock and Zhang、2005)、北極海の海氷量(体積)が10年につき-3%と、統計学的に重要な減少傾向を示すことが発見され、海氷の減少に対する風力と温度効果の要因は、基本的に全て気温の上昇が原因であることが示された。
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