洗礼の相互承認とは? わかりやすく解説

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洗礼の相互承認

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 02:46 UTC 版)

洗礼」の記事における「洗礼の相互承認」の解説

一般にキリスト教の各教会は、教派異な教会洗礼一定の条件で有効であると認める。しかし、教派間によっては、正統教義とされる三位一体理解共有できない教会間の移動三位一体の名に基づかない洗礼(例:「父と子聖霊の名において」対「イエスの名において」)、幼児洗礼灌水礼・滴礼を認めない教派による拒絶などがあり、その場合は再度その教派流儀合った洗礼が行われる。 正教会では、至聖三者三位一体)の名で受けていれば他教派での洗礼であっても基本的に有効であるとしつつも、帰正(他教派から正教改宗すること)を経るまでは聖体機密はじめとする機密与る事は許されない他方洗礼無効であると捉えられる場合には、正教会洗礼が行われる(この場合そもそも教派での当該洗礼」が無効であるとの考えから、「再」洗礼とは呼ばない)。 なお、他の教派での洗礼が有効と認められる場合でも、そのときに付けられた洗礼名は必ずしも改宗後も用いられるわけではない教会によって対応は異なるものの、以前洗礼名改宗先の教会では聖人みなされていない者から採られた場合改名必須となる場合があったり、プロテスタントではそもそも洗礼名付けない教派も多い。

※この「洗礼の相互承認」の解説は、「洗礼」の解説の一部です。
「洗礼の相互承認」を含む「洗礼」の記事については、「洗礼」の概要を参照ください。

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