法進とは? わかりやすく解説

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ほうしん 【法進】

ホッシンとも。奈良時代東大寺禅院律僧中国人揚州白塔寺の僧(俗姓王氏)だったが、鑑真弟子として来日鑑真たすけて東大寺戒壇院建立実現鑑真唐招提寺移ってから戒壇院管し大和仏国寺開創して戒法講授した。著『註梵網経』他。日本律宗第二祖。(六九八か七〇九~七八

法進

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 08:34 UTC 版)

法進(ほうしん/ほっしん/はっしん、景龍3年(709年)- 宝亀9年9月29日778年10月23日))は、奈良時代から渡来した。出身は唐申州。

略歴

揚州白塔寺に住し、鑑真に師事して戒律・天台教学を学び、鑑真に従って754年天平勝宝6年)苦難を乗り越えて日本へ渡ってきた。鑑真が東大寺に戒壇院を創立する際には彼を助けた。律師・少僧都・大僧都を歴任し、763年天平宝字7年)には戒壇院の初代戒和上に就任している。これに関して沙弥十戒並威儀経の疏を著している。教学上の知識が豊富で、律・天台の講演に尽力した。

参考文献

  • 島地大等「東大寺僧法進の経学について」(『哲学雑誌』443号)
  • 硲慈弘「東大寺僧法進の梵網経注釈について」(『密教研究』18-20)
  • 木本好信「仲麻呂政権と法進」(『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』、高科書店)


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