沿革と運営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/01 09:00 UTC 版)
「バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター」の記事における「沿革と運営」の解説
センターは2005年4月1日に設立された。カタルーニャ工科大学(UPC)の敷地内にあり、Torre Girona と呼ばれたかつての教会堂を所屋として利用している。センターは、スペイン教育科学省(60%)、カタルーニャ州政府(30%)、カタルーニャ工科大学(10%)からなるコンソーシアムによって運営されており、代表者はマテオ・ヴァレロ (Mateo Valero) 。センターは、IBMによるセル・マイクロプロセッサ (Cell (microprocessor)) の開発に貢献している。センターには2005年から2011年にわたり、毎年550万ユーロの予算が配当される。 このセンターの内部には、2004年にスペイン政府とIBMが共同で建造したスーパーコンピュータ「マレノストルム」が、巨大なガラスケースの中に設置されている。マレノストルムは建造以後2007年頃までは、世界の上位10位以内に入る屈指の処理速度を持つスーパーコンピュータであった。中世の教会堂と最先端科学技術との取り合わせが注目され、マスコミやインターネットなどでも伝えられた。
※この「沿革と運営」の解説は、「バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター」の解説の一部です。
「沿革と運営」を含む「バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター」の記事については、「バルセロナ・スーパーコンピューティング・センター」の概要を参照ください。
- 沿革と運営のページへのリンク