沢村惣之丞とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 沢村惣之丞の意味・解説 

沢村惣之丞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 20:44 UTC 版)

沢村 惣之丞(さわむら そうのじょう、天保14年(1843年) - 慶応4年1月25日1868年2月18日))は、幕末土佐の人物。別名に沢村延世・前河内愛之助・関雄之助などがある。

人物

土佐国土佐郡潮江村(現高知県高知市)の浪人の子として生まれる。間崎哲馬に師事し、学問を学ぶ。その後土佐勤王党に加入した。

文久2年(1862年)に吉村虎太郎と共に土佐藩を脱藩する。武市半平太への現状報告のため一時帰国するが、その後坂本龍馬らと再び脱藩している。勝海舟の門下生となり、海援隊に属す。

慶応3年(1867年)には坂本龍馬暗殺(近江屋事件)の容疑者であった三浦休太郎の暗殺計画に参加するが、失敗に終わった(天満屋事件)。

翌年には維新の混乱から無人状態となった長崎奉行所に、沢村ら海援隊の人間が中心となって入居し、長崎の町を警備した。しかし1月14日の警備中、薩摩藩士・川端平助を誤殺してしまう。沢村は薩摩藩との軋轢を恐れ、海援隊本部で、薩摩藩関係者の制止にもかかわらず割腹した。享年26。

明治31年(1898年)、正五位を追贈された[1]

脚注

  1. ^ 田尻佐 編『贈位諸賢伝 増補版 上』(近藤出版社、1975年)特旨贈位年表 p.11

関連作品

映画
TVドラマ
漫画
テレビアニメ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「沢村惣之丞」の関連用語

沢村惣之丞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



沢村惣之丞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの沢村惣之丞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS