汲沢御所水公園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 16:48 UTC 版)
汲沢町300番地台から400番地台にかけての地区を字御所水と称する。宇田川にかかる川向橋の上流東側に、横浜市によって10年にわたり行われた治水工事の末、二段式の貯留池を備えた宇田川遊水地が平成22年(2010年)に完成し、隣接地が汲沢御所水公園との名のもと、修景地および公園として開放された。御所水との地名の由来に関し『汲沢往来』には「当所の古跡相尋に御所水と申字阿里、昔鎌倉足利尊氏子持氏御所にても有之候哉、足利家より御所号無之」との記述があるというが、この一節を紹介した郷土史家は、史実との違いについて、「持氏は尊氏の子となっているがこれはどうしたことであろうか。」と指摘するにとどめている。『地名の語源』の「ゴショ」の項には、「1五升(収量で、あるいは撒く量で示す地積)2高所 3草むら」とある。汲沢町400番地台から600番地台にかけては字畑田というが、この地区にも御所脇という小字がある。まさがりが淵から汲沢御所水公園にかけての宇田川沿いには休憩所や親水施設、遊歩道が整備されており、遊水地近辺とあわせた一帯においてカワセミ、シラサギ、アオサギ、カワウ、カルガモ等の水鳥が観察される。
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