江 姫たちの戦国 (小説)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 06:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動江 姫たちの戦国 | |
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ジャンル | 歴史小説 |
小説 | |
著者 | 田渕久美子 |
出版社 | 日本放送出版協会(NHK出版) |
発売日 | 2009年10月30日 - 2010年1月29日 新装版:2010年11月12日 |
巻数 | 全2巻 新装版:全3巻 |
話数 | 15章+2章 |
漫画 | |
原作・原案など | 田渕久美子 |
作画 | 暁かおり |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | デザート、ザ デザート |
レーベル | 講談社KCDXデザート |
発表号 | デザート 2010年11月号 - ザ デザート 2012年3月号 |
巻数 | 全5巻 |
話数 | 16章 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 大河ドラマ、漫画 |
ポータル | テレビ、文学、漫画 |
『江 姫たちの戦国』(ごう ひめたちのせんごく)は、田渕久美子による歴史小説。NHK出版(出版当時は日本放送出版協会)刊。
概要
2011年1月から11月にNHKで放映された大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』の原作小説として、同ドラマの脚本を務める田渕久美子が書き下ろした作品。本編15章と序章・結章の全17章で構成されている。
後に大河ドラマ放映に先立ち、新装版としてソフトカバー単行本も発刊されている。新装版の題字は、大河ドラマと同じく菊池錦子による。音声ファイル式のオーディオブックも配信された。また漫画版も刊行されている(後述)。
あらすじ
織田信長の姪である少女・江は幼い頃からとある夢を見る事がある。それはある男性の「手」に、赤子である自らが包まれる夢であった。この手の持ち主が誰なのか、江には見当もつかない事であった。
江は茶々(淀)・初という2人の姉とともに、母・市の手で育てられていた。江は伯父・織田信長と出会い、彼の思想や信念に触れるも、信長は本能寺で帰らぬ人となる。市は織田家の重臣・柴田勝家と再婚するも、間もなく勝家は実父・浅井長政の仇でもある羽柴秀吉(豊臣秀吉)に敗れ、その戦いで勝家や市はこの世を去り、幼い3姉妹たちは仇敵・秀吉の下で成長することになる。
その後、江は2度の結婚と離別を経て、関東の大大名である徳川家康の嫡男・秀忠の元へ嫁ぐ。政略結婚で結ばれた2人の仲は冷え切っていたが、慶長伏見地震の危機を秀忠に助けられた江は秀忠を認め、また長年夢に見続けてきた「手」の正体を知ることになる。
しかし天下の情勢は江の嫁いだ徳川家と、長姉・淀の暮らす豊臣家の激しい対立に晒されることになる。江の願いも空しく、徳川家は豊臣家と淀を滅亡に追い込む。江はそれらを胸に収め、太平の時代を享受する幸せを噛みしめるのだった。
登場人物
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- 江(ごう)
- 茶々(淀)
- 織田信長
- 羽柴秀吉(豊臣秀吉)
- 徳川家康
- 徳川秀忠
- 豊臣秀勝
- 佐治一成
- 豊臣秀次
- 石田三成
- 大野治長
- おね(北政所)
- 千利休
- 柴田勝家
- 明智光秀
- 大政所
- 細川ガラシャ
- 福(春日局)
書誌情報
- 単行本
- 江 姫たちの戦国 上 ISBN 978-4-14-005570-0 (2009年10月31日発売)
- 江 姫たちの戦国 下 ISBN 978-4-14-005571-7 (2010年1月29日発売)
- 新装版
- 新装版 江 姫たちの戦国 上 ISBN 978-4-14-005594-6 (2010年11月12日発売)
- 新装版 江 姫たちの戦国 中 ISBN 978-4-14-005595-3 (2010年11月12日発売)
- 新装版 江 姫たちの戦国 下 ISBN 978-4-14-005596-0 (2010年11月12日発売)
- オーディオブック
朗読は平野啓子による。
- 新装版 江 姫たちの戦国 上巻 1(2010年12月20日配信開始)
- 新装版 江 姫たちの戦国 上巻 2(2011年1月9日配信開始)
- 新装版 江 姫たちの戦国 中巻 1(2011年2月1日配信開始)
- 新装版 江 姫たちの戦国 中巻 2(2011年3月11日配信開始)
- 新装版 江 姫たちの戦国 下巻 1(2011年4月18日配信開始)
- 新装版 江 姫たちの戦国 下巻 2(2011年4月18日配信開始)
漫画版
本作を原作とした同名の漫画作品が、講談社の漫画雑誌『デザート』に2010年11月号から[1]2011年12月号まで連載され、ついでその姉妹誌『ザ デザート』2012年1月号・3月号に掲載された。作画は暁かおりによる。
単行本は講談社KCDXデザートから、全5巻が刊行されている。『デザート』連載分は第1巻から第4巻に(第1章から第14章として)、『ザ デザート』掲載分(掲載時には「絢爛の大奥編」前編・後編と題した)は第5巻に(第15章・最終章として)収録されている。
あらすじはおおよそ原作の通りであるが、エピソードの省略や改変などは施されている。原作者の田渕もキャラクターデザインなどの面で監修を行っている。
単行本
- 原作:田渕久美子、漫画:暁かおり『江 姫たちの戦国』講談社〈KCデラックス〉、全5巻
- 2010年12月20日発売[2]、 ISBN 978-4-06-365635-0
- 2011年4月13日発売[3]、 ISBN 978-4-06-376045-3
- 2011年8月11日発売[4]、 ISBN 978-4-06-376102-3
- 2011年11月11日発売[5]、 ISBN 978-4-06-376139-9
- 2012年2月13日発売[6]、 ISBN 978-4-06-376194-8
出典
- ^ “2011年大河ドラマ「江」デザートで暁かおりがマンガ化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年9月24日) 2021年4月21日閲覧。
- ^ “江 姫たちの戦国(1)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年4月21日閲覧。
- ^ “江 姫たちの戦国(2)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年4月21日閲覧。
- ^ “江 姫たちの戦国(3)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年4月21日閲覧。
- ^ “江 姫たちの戦国(4)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年4月21日閲覧。
- ^ “江 姫たちの戦国(5)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2021年4月21日閲覧。
「江 姫たちの戦国 (小説)」の例文・使い方・用例・文例
- 入り江,入海
- 江戸時代を中心とする
- 特別展示では、江戸時代の生活様式と文化が特集されています。
- ボルシャヤ・ネヴァはネヴァ川最大の入り江として知られている。
- 入り江の深さは平均7.3mだ。
- 江戸時代の人々はできるだけ物を長く使えるように努力した。
- 1950年代には6000頭のヨウスコウカワ(揚子江河)イルカが川にいた。
- 花火は江戸時代頃に人気を博した。
- それは江戸時代からの習慣です。
- これは、江戸時代に出版された本です。
- 江戸前寿司
- 私が松江に来てから5年になる。
- この門には江戸時代初期の建築技術が最大限に発揮されている。
- 江ノ島は夏はとても混みます。
- それは江戸時代中期から人気がありました。
- 今日、友達と江ノ島に行きました。
- それらは江戸時代から使われているものです。
- 友達に会うために4日間松江へ行きました。
- こけしは江戸時代からある玩具です。
- これは江戸時代より前の文化です。
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