江戸時代以降の伝来について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 01:12 UTC 版)
「八丁念仏団子刺し」の記事における「江戸時代以降の伝来について」の解説
孫市の子孫は、江戸時代以降も禄高千石を食む家臣として水戸藩へ仕え続け、本作も初代孫市の遺愛品として伝来し続けた。しかし、明治維新以降鈴木家が困窮したことから、かつての主君である水戸徳川家へ本作を買い上げてもらった。 1921年(大正10年)には水戸徳川家の蔵刀が放出された売立も行われたが、本作は売立品に並ぶことなく引き続き所蔵され続けた。しかし、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災にて水戸徳川家の屋敷も罹災し、燭台切光忠を始め多くの刀剣とともに焼刃となる被害を受ける。 焼刃となったものの逸失は免れ、水戸徳川家が創設した徳川ミュージアムにて保管されるようになる。平成27年度刀剣プロジェクトで集まった寄附金により製作された被災刀用桐箪笥の右側引出し一段目に現在は格納されている。
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