江戸時代の戦記物・系図の偽書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:34 UTC 版)
「偽書」の記事における「江戸時代の戦記物・系図の偽書」の解説
江戸時代には諸侯の先祖を飾るため軍記物の偽作が横行し、系図が乱れた。佐々木氏郷(沢田源内) は、『江源武鑑』、大系図、倭論語の版本その他、写本の偽書を流行させた。 『三河後風土記』は平岩主計親吉の、『徳川歴代』は大須賀康高の著書と伝わるが、実際の著者は不明である。その横行は伊勢貞丈の『安斎随筆』(1784年)、小宮山昌秀(楓軒)の『偽書考』『楓軒偶記』に記載されている。『三河後風土記』については、これを校正した『改正三河後風土記』(成島司直著)で実は沢田源内が著者だという説が出ている。
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