水質の安全性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 08:14 UTC 版)
1591年にエリザベス1世から与えられた国王承諾の特許状においてバースは温泉についての責任を負った。この義務は今は圧力、温度、流量の監視をしているバース北東サマセット協議会へ引き継がれている。温泉の水はナトリウム、カルシウム、塩化物、硫酸イオンが高い濃度で含まれている。 未だに機能し続けている初期の鉛製のパイプを水が通っており、また第二次世界大戦に至るまで水が含む放射能に基づいて宣伝されていたためローマン・バスを流れる水は入浴に際して安全ではないと考えられていた。しかし現代では感染症の方がより大きな問題と考えられており、再建されたローマン・バスで地元の水泳クラブであるバースドルフィンズと泳いでいた少女が1978年の10月に髄膜炎にかかり亡くなったことは、その後数年での浴場の閉鎖につながった。調べによるとアメーバの一種フォーラーネグレリアが水中にいることがわかった。ニコラス・グリムショー・アンド・パートナーズによってデザインされ新たに近くに建設されたサーメ・バース・スパと改装されたクロス・バスにより今日の入浴者はより最近に掘られた泉の水を楽しめるようになっている。
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