水を流すための人工的な構造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:28 UTC 版)
「水路」の記事における「水を流すための人工的な構造物」の解説
用水路 灌漑、発電、産業用動力などのために、他の水源から水を引く目的で造られた水路のこと。 疏水(そすい)とも呼ばれ、日本の代表的な用水は「疏水百選」として選ばれている。 放水路 主に河川等の洪水を排水する目的で造られる水路のこと。 捷水路(しょうすいろ) 河川の屈曲を直線化して流下能力を増加させた水路のこと。 溝渠(開渠、暗渠、側溝、クリーク) 主に給排水を目的として人工的に造られる水路のうち、比較的小規模なもの。蓋がされていないものは開渠、地下水路化したものは暗渠と呼ばれる。 カナール(英: canal) 造園設計上の修景手法の一種。静水をたたえた水路で、ヨーロッパの平坦部につくられた整形庭園で大いに発達した。フランスのヴェルサイユ宮苑の十字形のグラン・カナールは有名。また国土のほとんどが低地であるオランダの庭園では、カナールが多用されている。 なお、用水路または放水路のうち、主に地下に埋設された管状・トンネル状のものについて導水路(どうすいろ)または導水管(導管)とも呼ばれる。また、三重県・岐阜県・愛知県ではマンボと呼ばれる地下水路が存在する。
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