民間人による商用宇宙飛行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:10 UTC 版)
「日本人の宇宙飛行」の記事における「民間人による商用宇宙飛行」の解説
ソユーズ宇宙船を利用した商用宇宙飛行として、日本人で最初に計画が明らかになったのは実業家(元ライブドア幹部)の榎本大輔で、2006年の飛行を予定していたが、宇宙飛行士であるための「健康上の問題」を理由に延期され、後に契約は解除された。2008年には宇宙旅行契約の相手先だったスペース・アドベンチャーズに対して旅行費用(日本円で約22億円)の返還を求めて提訴し、最終的に和解したことが2009年に明らかにされた(和解内容は非公開)。 次いで、クリエイティブディレクターの高松聡が、飛行を予定していたサラ・ブライトマンのバックアップクルーとして2015年に訓練を受けた。ブライトマンが飛行を取りやめた後、高松は「宇宙飛行契約により、2 - 4年後に宇宙に行く」と報じられたが実現することはなく、2020年に明らかにしたところでは、ブライトマンが飛行を辞退したことで「バックアップクルー」という立場から外れたため、訓練が終了しても宇宙飛行士としての認定は得られなかったという。 2021年12月に、実業家の前澤友作と平野陽三がソユーズMS-20を往復に利用したISS滞在を実施、日本人の民間人による初の宇宙旅行となった。
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