民兵での使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 08:35 UTC 版)
ライバルといえるAK-47シリーズに比較すると、(とくに過酷な条件において)性能に難点があることや販売・流通にある程度の規制があることなどから、民兵組織においてM16が主力として使用されているケースは多くない(アンゴラのUNITAやコロンビアのコロンビア自衛軍連合のように、親欧米の右派勢力であってもAKをはじめとする旧東側製の装備が中心の組織が多い)。しかし、1970年代後半から1980年代にかけて統一ベトナムが旧南ベトナム陸軍や米軍から接収していたM16をチリやニカラグア、エルサルバドルの反政府勢力に供給した例があるように、東南アジアや中南米の一部などM16が多く闇市場に流れている地域があるほか、アメリカ国内より違法に密輸されたりするケースもあり、IRA暫定派(アーマライト AR-18と共に使用された)、カレン民族解放軍、モン・タイ軍、レバノン軍団、新人民軍、ヒズボラ、ハマス、メキシコの麻薬組織などでM16やそのファミリー、およびCQなどのクローンが使用されているとみられる。 M16を携行して訓練するレバノン軍団民兵 IRA暫定派によって描かれた壁画
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