殺人喜劇のXY―森江春策、転身前後の事件
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東京創元社刊『鮎川哲也と十三の謎 '91』所収 ある日の午後、コーヒーの出前をしに上階の九鬼法律事務所へ出向いたウェイトレスの泰子は、「ブッ殺したる」という叫び声と一発の銃声を、出前の注文主・森江と共に耳にする。現場から逃げるように出てきた美女は、その後どこかへ姿を消してしまう。容疑者は被害者の仲間の、ゴリラのような男と断定されるが、その後、同じビルでイベント企画会社を立ち上げたばかりの若い女性・千紗、それに続き貿易商の長田までもが殺される。長田は「XY」というダイイング・メッセージを残していた。 世良 楠雄(せら くすお) 大大阪第一ビル2階に、妻・千紗と共にイベント企画会社〈SERA'S〉を立ち上げる。 世良 千紗(せら ちさ) 楠雄の妻。大抵兄妹に間違われる。 市ヶ瀬 泰子(いちがせ やすこ) 大大阪第一ビル1階の軽食喫茶〈ルコック〉のウェイトレス。 長田 達之助(おさだ たつのすけ) 大大阪第一ビル5階に貿易事務所〈オサダ貿易商会〉を構える。 九鬼 麟一(くき りんいち) 大大阪第一ビル2階に事務所を構える弁護士。鬣のような銀髪に大きな鼻と目が特徴的。 須磨ノ浦 聖一郎(すまのうら せいいちろう) 大大阪第一ビル2階に〈場況通信社〉を構える。〈ルコック〉の店員によるあだ名は、“キザ爺”または“ダンディー氏”。 東(あずま) 〈ルコック〉のウェイター。 熊嶽 巌三(くまたけ がんぞう) 須磨ノ浦の相棒。〈ルコック〉の店員によるあだ名は、“近代ゴリラ”。 叶 ひかり(かのう ひかり) 〈ルコック〉の店員に密かに「プリンセス・チャーミング」と呼ばれる麗人。〈オサダ貿易商会〉の秘書。数カ国語を操る才媛。 土居原(どいはら) 府警本部捜査一課の警部。
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