段景住とは? わかりやすく解説

段景住

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/23 03:23 UTC 版)

段景住

段 景住(だん けいじゅう)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。

梁山泊第百八位の好漢。地狗星の生まれ変わり。痩せた大男で、赤い髪と黄みがかった髭を持つ[1]ため金毛犬(きんもうけん)の渾名を持つ。金国王子の名馬を盗み、それを手土産に梁山泊に参加しようとしたが、曾家の兄弟に強奪される。これをきっかけにして梁山泊と曾頭市の戦いが起こり、晁蓋が戦死する結果となった。馬の目利きに優れるが武術はからっきしで、馬を調達するたびに強奪されている。梁山泊では最下位の席次に収まり、歩兵軍の伝令を司る頭領となる。

生涯

登場は六十回。涿州の出身で金国との国境沿いで馬泥棒をしていた。照夜玉獅子と呼ばれる金国王子の愛馬を盗み、梁山泊入りの土産にするため旅をしていたところ、凌州の曾頭市で曾家の五虎に奪われる。梁山泊に向かって宋江に泣きつき、曾頭市との戦いを勃発させた。晁蓋が史文恭の矢に当たって戦死したために撤兵すると、宋江の命で楊林石勇と共に馬を買い付けに北方へ向かう。200頭の馬を調達したところ郁保四に奪われ、出兵していた林冲の陣中に駆け込んで報告した。

方臘討伐のさなか、呉用の命で侯健と共に張横阮小七が率いる水軍につけられる。途中大風で船が壊れて水中に投げ出され、泳ぎが出来なかったため溺れて死んだ。

脚注

  1. ^ 絵巻水滸伝』では外国人説を採っている。

段景住(金毛犬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:41 UTC 版)

大水滸シリーズの登場人物」の記事における「段景住(金毛)」の解説

馬匹調達世話担当1079年生まれ身長 - 170cm、体重 - 60kg。

※この「段景住(金毛犬)」の解説は、「大水滸シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「段景住(金毛犬)」を含む「大水滸シリーズの登場人物」の記事については、「大水滸シリーズの登場人物」の概要を参照ください。


段景住

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:46 UTC 版)

水滸伝 (漫画)」の記事における「段景住」の解説

描写原作とほぼ同じ。団子鼻鯰髭小心そうな表情で、貧相な外見をしている。

※この「段景住」の解説は、「水滸伝 (漫画)」の解説の一部です。
「段景住」を含む「水滸伝 (漫画)」の記事については、「水滸伝 (漫画)」の概要を参照ください。

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