段ヶ峰ウインドファーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 06:43 UTC 版)
かつて、段ヶ峰を中心とする山域には、風力発電所の建設が計画されていた。計画では、尾根上に高さ100~130m、直径70~88mの風車22基が並ぶことになり、建設されれば国内最大級の風力発電所になる予定であった。この風車建設予定地は達磨ヶ峰、フトウガ峰、段ヶ峰、奥段ヶ峰と続く兵庫の山の中でも特に人気の高い縦走コースに重なっていた 。2000年代前半に行われた生体調査では、ここに絶滅危惧種であり、兵庫県はじめ西日本では個体数、繁殖数ともに減少し続けているイヌワシが飛来していることが分かり、更に近くにその巣があることも確認された。それ故、風車へのイヌワシの衝突を危惧する声が上がったこともある他、イヌワシは食物連鎖の頂点にある動物である事から、その構造物(建設・管理の為の道路なども含む)永らく形成・維持されてきた生態系の破壊につながる危険性を指摘する者もいた。
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