段ヶ峰縦走コース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 06:43 UTC 版)
このコースは播但連絡道路生野ランプからは車で凡そ5分の生野高原ゴルフ場を起点に、達磨ヶ峰とフトウガ峰を尾根づたいに歩き段ヶ峰山頂へ行く片道3時間程度の初心者向けコースである。 このコースは、生野高原ゴルフ場(標高570m)を出ると、達磨ヶ峰山頂まで高低差約350mの急勾配の山道を登らねばならない。稜線上に上がりきり達磨ヶ峰山頂が近づいてくる辺りで、銀山湖、三国岳、千ヶ峰などが見渡せる位置になる。起点の生野高原ゴルフ場からこの尾根付近にかけては、過去には牛の放牧地であったこともあり、現在でもススキ等の草が多いのは、当時、頻繁に野焼きが行われていたからであるとされている。この達磨ヶ峰からフトウガ峰の間の区間には、2つの大きな起伏があり、それぞれのコブの頂上付近以外は、大半が雑木林であり、登山道はその中を歩く形になる。さて、達磨ヶ峰より、大凡20分程度歩を進めると、通称最低コルと呼ばれる鞍部に到達する。ここからフトウガ峰山頂までの区間の勾配はかなりきつい為、注意が必要である。急坂の区間を抜け、勾配も緩やかになり、周りに笹原が広がり、大岩がそこかしこに点在しはじめると、フトウガ峰山頂は間近である。フトウガ峰山頂を過ぎると間もなく杉谷コースと合流する。ここから先、段ヶ峰までの区間は、起伏もほとんどないなだらかな尾根道を進んでいく。このあたりの山肌は秋には紅葉で赤く染まる。さて、フトウガ峰を出て大凡40分程歩き続けると1本の大きな松の木が見えてくる。これが段ヶ峰山頂である。
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