死後のユダ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:49 UTC 版)
メギドでのヨシヤの死後、一度はヨシヤの子ヨアハズが即位したが、戦の帰り道に立ち寄ったネコ2世はヨアハズを廃位してヨアハズの次兄エホヤキムを新しい王にした。ヨシヤの死により彼の行なっていた改革の殆どは無に帰した。また、ヨシヤの敗北により、ユダ王国の完全独立は再び失われ、エジプトに金銀を納めさせられる従属国となった。その後、エジプトをカルケミシュの戦いで撃破した新バビロニア王国の従属国になったがエホヤキムは反逆して、エルサレムが包囲される事態を招き、包囲中に死去。子でヨシヤの孫にあたるエホヤキンが3ヶ月と10日の治世の後、エルサレムが陥落、エホヤキンは第一次バビロン捕囚でバビロンに連行され幽閉。叔父ゼデキヤが王位に就けられたが彼も反逆、二度目のエルサレム包囲で完全にエルサレムは陥落、ゼデキヤもバビロン捕囚(第二次)でバビロンに連行されそこで死んだ。このようにヨシヤの3人の息子と1人の孫が王位に登ったが、新バビロニア王国やエジプトといったオリエント世界の強国に対して有効な対策を何ら打ち出せずに翻弄され、二度のバビロン捕囚でユダ王国は滅亡した。ヨシヤの死から約20年後のことである。
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