歴史遺産としてのポーツマス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 08:32 UTC 版)
「ポーツマス条約」の記事における「歴史遺産としてのポーツマス」の解説
ポーツマスはニューハンプシャー側に位置し、ポーツマス海軍工廠はメイン州側で州を挟んでいる。 アメリカでは、ポーツマス講和会議にかかわる歴史遺産の保全活動が進められている。 日本全権が宿舎としたウェントワース臨海ホテル(英語版)は1981年に閉鎖されたままとなっており、老朽化が著しく、雨漏りや傷みもひどかった。そこで、ポーツマス日米協会が窓口となって「ウェントワース友の会」が設立され、ホテルの再建計画が立てられ愛、復元作業がなされた。 公式会場となったポーツマス海軍工廠では、1994年3月、会議当時の写真や資料を展示する常設の「ポーツマス条約記念館」が開設された。2005年、老朽化のため海軍工廠を閉鎖するとの政府決定が発表されたが、ポーツマスではそれに対する反対運動が起こり、その結果、閉鎖は撤回されている。 また、現地では、日米露3国の専門家による「ポーツマス講和条約フォーラム」が幾度か開催されており、2010年にはニューハンプシャー州で9月5日を州の記念日にする条例が成立した。
※この「歴史遺産としてのポーツマス」の解説は、「ポーツマス条約」の解説の一部です。
「歴史遺産としてのポーツマス」を含む「ポーツマス条約」の記事については、「ポーツマス条約」の概要を参照ください。
- 歴史遺産としてのポーツマスのページへのリンク