歯車列
MTでは各段位の歯車セットを2軸に配置し、ATでは遊星歯車式の場合、シンプルとダブルピニオンプラネタリーを組み合わせて配置しており、ぞれら歯車の並び方を指す。MTの場合は、要求段数、変速比、シフトパターンなどをもとに、FRは平行2軸の副軸へ駆動歯車、出力軸へ従動歯車を配列し、出力軸は副軸から入力軸と同一線上へもどしている。FF用は3軸で入力軸に駆動歯車、副軸へ従動歯車とデフ駆動歯車、出力軸へデフギヤを配列している。ATでは、要求段数、変速比、軸方向要求寸法、許容回転数やそのほか、情報をもとにシンプソン式、ラビニュー式などの遊星歯車列を選択する。ATにも平行軸型が使われている。
参照 入出力軸同心型MT、入出力軸平行型MT、平行軸型AT、ラビニュー型ギヤトレインギアトレーン
(歯車列 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/31 02:12 UTC 版)
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ギアトレーン(英語: gear train、ギアトレイン)または歯車列(はぐるまれつ)は、ギア(歯車)のトレイン(列)のこと。数枚のギアを同一面上に一列に並べたもので、動力を伝達する方式のひとつである。
概要
ギアトレーンの歴史は長く、ローマ帝国時代にはすでに実用化されていた。
レシプロエンジンにおいては、クランクシャフトとシリンダーヘッドにあるカムシャフトとの間を結び、動弁系を駆動するものが代表的で、カムギアトレーンと呼ばれる。
また、対向ピストン機関で、離れた位置にある2本またはそれ以上の数のクランクシャフトを連動させるために用いられる。
スクーターにおいて、駆動輪への動力伝達にギアトレーンを採用した車種がある。
組み合わされるギアは、特定の歯同士がいつもかみ合い、偏磨耗することを防ぐため、また、共振を避けるため、通常、公約数のない歯数(奇数枚と偶数枚の組み合わせが多い)とされる。ただし、カムギアトレーンでは駆動側と被駆動側の歯数比を1:2にして、カムシャフトの回転数をクランクシャフトの半分としている。
ギアトレーンは使用されている歯車の種類にもよるが、騒音の発生源となるため、静粛性が求められる用途には不向きである。その場合にはベルト、ローラーチェーンなどを用いる。
「歯車列」の例文・使い方・用例・文例
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