正書法と音韻論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 22:02 UTC 版)
GR Heathは1913年にAmerican Anthropologist誌でミスキート語の文法について書き、その正書法と音韻論を次のように述べている。 母音a、e、i、o、uは、ドイツ語のそれらの文字の同じ音にほとんど正確に対応する。子音g、j、s、w、yは、英語のget、jet、set、wet、およびyetで聞こえる音を表す。;二重音字chはchestという単語で聞こえる音を表す。Cのみでは使用されない。シラブルの最後でさえ有気音hは常に発音される。他の文字は英語と同じ発音。 長い母音は、アクサングラーブ (`) によって区別される。 ミスクート語 (Miskuto) のアクセントは、ほとんどの場合、最初の音節にある。スペイン語の (́) のように、この規則からのすべての変更は、アキュートアクセントで示される。 同じ母音にグレイブアクセントとアキュートアクセントが現れると、それらが組み合わされてサーカムフレックス (ˆ) が形成される。 鼻母音は時々現れる:それらは普通の母音に続く、フランス語のmonにおけるnに対応する音に似ている。しかし、この鼻音は母音の後ではなく、母音と同時に発音されるように見えるので、母音自体が鼻音化されていることを示すために、母音をチルダ (̃) でマークする方がよいようである。そのような鼻母音は常に長音である。したがって、ã, ẽ, ĩ, õ, ũ と表記される 二重音字ngは単一の音であり、英語の単語「より長い」における二重の音は、nggで表される。 ミスキートの正書法についてはまだ多くの論争があり、ミスキート語の文法、聖書のミスキート語訳、および他のテキストが出版されているにも関わらず、解決されたとは考えられていない。
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