欧州・地中海パートナーシップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 15:38 UTC 版)
「欧州統合」の記事における「欧州・地中海パートナーシップ」の解説
欧州・地中海パートナーシップ(バルセロナ・プロセス)はマシュリクやマグリブといった地域との関係を強化するために、欧州連合によって取りまとめられたものである。1995年にバルセロナにおいてヨーロッパと地中海諸国の国や地域が出席する会議が開かれ、その後も1年ごとに会議が開かれている。 2004年の拡大でキプロスとマルタの地中海地域の国が欧州連合に加わった。欧州・地中海パートナーシップには欧州連合の28か国と、アルバニア、アルジェリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、エジプト、イスラエル、ヨルダン、レバノン、リビア、モーリタニア、モナコ、モンテネグロ、モロッコ、シリア、チュニジアとパレスチナ暫定自治政府の15か国・地域がパートナーとして参加している。ただしリビアは1999年からオブザーバという地位で参加している。 欧州・地中海自由貿易領域はバルセロナ・プロセスや欧州近隣政策を土台としたものである。この自由貿易領域には欧州連合、欧州自由貿易連合、欧州連合との間で関税同盟を結んでいるトルコ、アンドラとサンマリノ、欧州連合への加盟候補国、バルセロナ・プロセスのパートナーが含まれている。 2008年7月には地中海沿岸の諸国による共同体である地中海連合が設立された。
※この「欧州・地中海パートナーシップ」の解説は、「欧州統合」の解説の一部です。
「欧州・地中海パートナーシップ」を含む「欧州統合」の記事については、「欧州統合」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から欧州・地中海パートナーシップを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 欧州・地中海パートナーシップのページへのリンク