橋の倒壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:11 UTC 版)
数ヶ月にわたる航空爆撃や砲撃にさらされていた、ルーデンドルフ橋は3月17日の午後3時頃に倒壊した。10日前の占領時から、25,000人以上の兵士と数千台の車両が橋と他の2つの新しく建設された橋を渡っていた。 橋の作業をしていた工兵は、最初に鋼の軋む長い音を聞いた後、金属の音を伴って、橋の中央部分が突然ライン川に陥没し、両端の桟橋から倒壊したと証言している。この時、約200人の工兵と溶接工が作業に取り組んでいた。 橋の倒壊により28人の工兵が死亡し、さらに63人が負傷した。亡くなった者のうち18人は実際には行方不明であったが、ライン川の急流で溺死したと推定されている。 橋が崩壊してから3時間後、第148工兵大隊は、新たにベイリー橋を建設するように第1軍から命じられた。ベイリー橋は踏面や舟橋に取って代わり、建設にかなり長い時間を要しプランダー作戦の行われる3月25日までに完全される予定となった。あらゆる協力の下、3月18日の午後7時30分、ルーデンドルフ橋の下流にある重い舟橋を用いて、3月20日の午前7時15分に予定よりも1日早く383 mの橋を完成させた。
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