横風安定性
走行中のクルマに横風が働いたときの方向安定性をいう。自然風、切り通しやトンネル出口の突風、すれ違い時の空気力などの横風に対するクルマのヨーイングや、コースずれなどの方向安定性、ローリング、保舵力変化などが評価される。一般に高速ほど影響が大きい。クルマの空力特性である横力(空力)、ヨーイングモーメント、揚力が重要であるが、タイヤのコーナリングパワーやロールステアの影響も大きい。クルマは、これら要因を総合して風下に流れ、ときには風上に向かう。FF車は重心が前寄りのためヨーイングモーメントが小さく有利である。バンは受風面積が広く横力は大きいが、空力着力点が後ろのためヨーイングモーメントが小ざい。一般に空力付加物によっても横風安定性は改善できる。
同義語 横風感受性参照 コーナリングパワー、揚力、ヨーイングモーメント、横風安定性試験、横力(空力)、ロールステア
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