残跡装置
クルマの走行軌跡を路面上に記録する装置をいう。一般にクルマの重心付近の軌跡を記録するようにクルマに装着され、横風安定性試験や加速旋回試験などで、基準コースからのずれの評価などに使われる。ノズル式とスタンプ式があり、前者は、ポンプでタンク内の着色液体をノズルから噴射し、路面に軌跡を措かせる。軌跡の全容をみることはできるが、高速では高圧化など飛散対策が必要である。スタンプ式は、記録を必要とする地点に車体からスタンプを押し出してマーキングする。飛散の心配はないが、連続して記録できない。最近は、電磁波やGPSを使った代替手法が実用化されている。
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