様々な祟りとは? わかりやすく解説

様々な祟り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 04:10 UTC 版)

祟り」の記事における「様々な祟り」の解説

全国各地見られる祟り地」の信仰原始的な宗教観を映し出していると見ることが出来る。祟り地とは特定の山林田畑祟る恐れられているもので、そこで木を伐ったり、所有したりすると家人死者が出るという。東海では「癖地」「癖山」などといわれ、地方により「祟り地」「オトロシ所」「ばち山」「イラズ山」などの呼称がある。こういった場所には昔、処刑場があったとか縁起の悪い伝承残っていることが多いが、このような土地は古えの聖域祭祀場であり、本来、禁忌対象となっていたもの信仰忘れられ祟り伝承だけが残ったという見解もある。 神木霊木祟り全国によく見られる話である。日本では今でも古くからの巨木老樹対す信仰残っているが、民間にも老樹まつわる祟り伝承があり、所沢市滝の城には斧で切ると血を流したという「血の出る一本松」の伝説があり、各地似たような話が伝わっている(長野市七曲り一本松など)。 同様に動物霊」も祟る考えられており、特に怨霊恐れられ、「を殺すと七代祟る」といった俗信がある。 近年では民間宗教者新宗教により「水子祟り」、「先祖祟り」なども盛んに喧伝されるようになってきている。前者人工中絶増加目を付けたもの、後者核家族化により先祖供養粗略となった実情着目し除霊鎮魂供養行えば不幸・障害取り除かれる説くのである

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