楽曲の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 23:25 UTC 版)
本節では、オリジナル・バージョンの楽曲の構造について述べる。 序盤はギターリフから始まり、激しいスライドギター演奏が印象的な前半のヴォーカル・パートと、ピアノを軸にしたイントロが印象的な穏やかな演奏のインストゥルメンタル・パートという対照的な2つのパートで構成されている。オープニングから鳴り渡る7音からなるリフは、アルバート・キングの「As the Years Go Passing By」の歌メロディを取り入れたものである。 なお、ピッチは一般的なA=440Hzよりかなり高く、A=約460Hzである。 イントロはキーDmで、2小節のコードパターンを繰り返し、その上に印象的な2小節のリフが乗る。このリフは、チョーキング、ハンマリング・オン、プリング・オフといったフィンガリング・テクニックが使われており、レガートな奏法を得意とするクラプトンのエッセンスが凝縮されている。 Aメロに入ると半音下のC#m(E)に転調する。この半音下への転調パターンは非常にユニークである。この8小節のパートでは、歌メロと同時進行するようなオブリガート・フレーズが常時鳴らされている。 サビでは、イントロと同様のコード進行・リフが使われている。 このAメロ・サビという進行を数回繰り返した後、デュアン・オールマンのソロ・パートへ続く。このソロパートも、イントロと同様のコード進行である。オールマンのソロは、スライドを使ったもので、29フレット相当の超ハイ・ポジションの音を使ったフレーズが聴かれる。
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