楽曲の決定と録音
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AKB48の楽曲のメロディーは、少なくとも400曲から500曲にのぼる候補の中から秋元康が選ぶという形で決定している。作曲家の河原嶺旭は自身の所属事務所を通してAKB48の新曲が募集されていることを知り、2011年7月初旬に自身の作曲した楽曲のデモテープを提出した。「風は吹いている」のメロディーの決定にあたり、秋元は「Everyday、カチューシャ」の決定時とほぼ同数である約1,000曲の候補曲を聴いている、という旨をあるキングレコード関係者が話しており、河原の楽曲はその候補の中から選ばれてシングル曲となった。河原は本楽曲の発売前日当時23歳のアイドルと同世代の若手作曲家であり、関係者は秋元が彼の楽曲を選んだ理由について「秋元氏は、その曲を誰が書いたか全く気にせずに選んでいる。しがらみは一切ない。ただそのメロディーが良いかどうかだけが基準」と語っている。 「風は吹いている」のレコーディングは、2011年7月下旬から1か月半の期間をかけて行われた。AKB48の楽曲のレコーディングは通常2週間から3週間で終えられるのに対し本楽曲は長くかかっている。この間秋元は楽曲のミキシングにこだわりを入れており、関係者は「歌詞をリスナーに届けるにはどの音が良いのか、試行錯誤を繰り返し、5回ほど直した」と話している。
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