植物ベース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:11 UTC 版)
2019年の日本人を対象とした大規模コホート研究において、植物性タンパク質からの摂取エネルギー量が多い人ほど、全死亡率、心血管疾患(CVD)死亡、心疾患死亡、脳血管疾患死亡のリスクが低くなる傾向がみられた。総摂取エネルギー量の3%相当の動物性タンパク質を植物性タンパク質に置き換えた場合、動物性タンパク質をすべて植物性タンパク質に置き換えた場合より全死亡リスク、癌リスク、心血管疾患(CVD)死亡リスクが有意に低下した。 2020年7月22日にハーバード大学とテヘラン大学が発表した研究によると、より多くの植物ベースのタンパク質を食べることは寿命を延ばすことができる。カロリー摂取量の3%を動物性タンパク質(肉、鶏肉、魚、または乳製品)から植物性タンパク質(英語版)に置き換えることは、あらゆる原因による死亡の10%減少に対応した。特に、卵と赤身の肉を植物性タンパク質に置き換えると、死亡リスクが男性で24%、女性で21%も減少したという。
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