桂歌助とは? わかりやすく解説

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桂歌助

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 13:14 UTC 版)

かつら 歌助 うたすけ
本名 関口 せきぐち のぼる
生年月日 (1962-09-19) 1962年9月19日(61歳)
出身地 日本新潟県十日町市
師匠 桂歌丸
弟子 桂れん児
名跡 1. 桂歌児
(1985年 - 1990年)
2. 桂歌助
(1990年 - )
出囃子 十日町小唄
活動期間 1985年 -
所属 落語芸術協会
公式サイト 歌助かわら版
備考
落語芸術協会監事
(2021年6月 - )

桂 歌助(かつら うたすけ、1962年9月19日 - )は、新潟県十日町市出身の落語家落語芸術協会所属。本名∶関口 昇出囃子は『十日町小唄』。

経歴

新潟県十日町市の土産屋に生まれる[1]新潟県立十日町高等学校卒業後、浪人生活を経て1982年に東京理科大学理学部数学科へ入学[2]。大学2年の頃から人前で話す能力を磨くため落語を聞き始める[3]。落語家に入門するため、新潟の実家を訪れ寝起きの父親を説得し了承を得る[4]。1985年12月に桂歌丸に入門[5]。1986年1月に「歌児」を拝命し、同年3月に横浜市の三吉演芸場で初高座に上がる[6]。演目は、「道灌」であった[6]。同年5月に前座になる[6]。1987年、1年の留年を経て東京理科大学を卒業[7]

1990年6月、二ツ目昇進し「歌助」に改名[8]

1999年5月、真打昇進[9]。これをきっかけに「東海道五十三次一宿一席宿場寄席」として、東海道を歩きながらの活動をする[9]2000年4月から7月にかけてテレビ時代劇水戸黄門第28部に出演。

人物

So-netに勤めていた知人の助けを借り、1996年に落語家としては2番目の早さでホームページを開設[10]。歌助の興行にはSo-netがスポンサーに付くこともある[10]

東京理科大学時代、向かいの法政大学からやってきた統一協会の勧誘に引っかかりサークルに何回か行ったことがある。また、大学ではESS(英語研究会)でディベートクラスにいたが、そこに早稲田大学から講師としてやってきたのが上祐史浩だった[11]

最初に歌丸に入門願いに行ったのは若竹で、入口で対応したのが三遊亭楽大(現:伊集院光[11]

囲碁はアマチュア有段者の腕前であり、2016年5月に本因坊戦能代市で実施されるのにあわせて、同地で独演会を実施した[12]。また、NHKの番組囲碁フォーカスで、2019年度・2020年度に「囲碁川柳・なぞかけ・創作四字熟語」のコーナーに出演した。

芸歴

  • 1985年12月 - 桂歌丸に入門、前座名は「歌児」。
  • 1986年5月 - 前座となる。
  • 1990年6月 - 二ツ目昇進、「歌助」に改名。
  • 1999年5月 - 真打昇進。

弟子

  • 桂れん児 - 前座

出演作品

著書

  • 「師匠 歌丸 背中を追い続けた三十二年」(イースト・プレス、2018年7月) ISBN 978-4781616933

脚注

  1. ^ 山本威一郎 2013, p. 111.
  2. ^ 山本威一郎 2013, p. 112.
  3. ^ 山本威一郎 2013, p. 113.
  4. ^ 山本威一郎 2013, p. 114.
  5. ^ 山本威一郎 2013, p. 115.
  6. ^ a b c 山本威一郎 2013, p. 116.
  7. ^ 山本威一郎 2013, p. 117.
  8. ^ 山本威一郎 2013, p. 118.
  9. ^ a b 山本威一郎 2013, p. 119.
  10. ^ a b 山本威一郎 2013, p. 120.
  11. ^ a b 大友浩 編『東京かわら版 平成11年5月号 今月のインタビュー 桂歌助・桂平治』東京かわら版、2-5頁。 
  12. ^ https://www.facebook.com/NoshiroCityOffice/posts/624178984407221/

参考文献

  • 山本威一郎 著、東京理科大学出版センター 編『東京理科大学ユニーク人物列伝』 7巻(初版)、東京書籍〈東京理科大学坊っちゃん科学シリーズ〉、2013年12月18日。ISBN 978-4487807673 

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