株式会社協同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 15:50 UTC 版)
日野・レインボーIIメーカー純正CNG車と、株式会社協同によるCNG改造車の比較。屋根上のCNGボンベの位置と形状が異なる。左は尾道市営バスのメーカー純正CNG車、右は共同による港区コミュニティバス「ちぃばす」のCNG改造車。 株式会社協同(きょうどう)は、自動車の整備・販売を行う協同バスの関連会社である。自動車整備店としてロータスクラブに加盟し「ロータス協同」、自動車販売店としてジョイカルジャパンに加盟し「ジョイカル行田中央店」と、それぞれ平行して称している。 CNG車への改造を行っており、フラットフィールド(神奈川県厚木市)と並び、コミュニティバス用の小型バス車両を中心に多数のCNG車改造を手がけていることでも知られる。そのため協同バスが運行受託するコミュニティバスでも、株式会社協同によるCNG改造車が多く使用されている。 フラットフィールドは1998年にバス車両のCNG改造を開始し、三菱ふそう・エアロミディMKを2台CNG改造して、株式会社協同の親会社である協同観光バス(現:協同バス)へ販売した。CNG車の導入にあたり、協同観光バスでは熊谷営業所にCNG充填施設(エコ・ステーション)を建設している。フラットフィールドから購入した2台のMKが協同観光バスの最初のCNG車であったが、協同観光バスではこれを企業送迎バスとして使用していた。 協同観光バスでは、フラットフィールドの改造車や国産メーカー純正車(日産ディーゼルRM・UA)、輸入車のクセニッツCITYなどのCNGバスを導入してきたが、株式会社協同がもともと自動車整備業者であったことから、2002年からは自社でCNG改造車の製造事業に乗り出すことになったのである。 メーカー純正によるCNG車と、フラットフィールドによるCNG改造車、株式会社協同によるCNG改造車は、それぞれCNGボンベの形状が異なっており、外観からも判別することが可能である。 「フラットフィールド#概要」も参照 主な改造車種は日野・リエッセ、三菱ふそう・エアロミディME、エアロミディMJ、トヨタ・ハイエース、いすゞ・ジャーニー(日産・シビリアンのOEM車種)など。日野・ポンチョ(2代目HX系)のCNG改造も行っており、協同バスが運行受託する久喜市内循環バス、上尾市内循環バス「ぐるっとくん」で導入している。株式会社協同に先駆けてCNGバスの改造を手掛けてきたフラットフィールドではポンチョの改造例はないため、全国的にも極めて珍しい仕様となっている。
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