栗ノ木川の埋め立てと道路建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/22 03:26 UTC 版)
「栗ノ木バイパス」の記事における「栗ノ木川の埋め立てと道路建設」の解説
これらを受けて県は震災復旧事業の一環として鳥屋野潟西部に新たな排水路の新設と、栗ノ木川下流部を埋め立てて道路を整備する方針を決定した。これによって既に老朽化が進んでいた栗ノ木排水機場は廃止され、それに代わる排水経路として1967年(昭和42年)に鳥屋野潟西部から信濃川へ直接排水する親松排水路が開削され、合流部の親松排水機場が稼働を開始。栗ノ木川は農業排水路としての役目を終え、その翌年に同川の地下に下水道が整備されると完全に役割を終えた。そして埋め立て後の道路は急速な自動車社会の進展に合わせ、6車線の都市計画道路「栗ノ木線」として整備する方針が決定し、栗ノ木川は川幅を狭め、笹口以北の本流を廃止して埋め立てられ、流路は新栗ノ木川に統合された。道路は1968年(昭和43年)に着工し、南側から順次供用を開始。1975年(昭和50年)の万国橋交差点 - 笹越橋交差点間開通により全線が開通した。 埋め立てと道路建設に際し、栗ノ木川の旧流路に架かっていた橋梁は順次撤去されたが、主要道路の交差点の名称にはかつての橋梁名が残された。当時の橋梁の躯体が残存している箇所はごく少ないが、かつて東港線に架かっていた万国橋跡には、現在も旧河口側に当時の欄干が残っている。
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