林業女子会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/22 02:06 UTC 版)
戦後は、造林や保育作業が女性の手で行われてきたが、これらの作業の減少とともに林業従事者も減少した。1970年代には女性の森林所有者や林業従事者等によって研究グループが各地に設立し、1993年に都道府県の女性林業技術職員による、「豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21」が設立され、1997年には「全国林業研究グループ連絡協議会女性会議」が設立し、森林づくりの研究活動を行なった。2010年に京都府で「林業女子会」が結成されて以降、全国各地に広がっており、主に20代の林業従事者の女性のみならず、学生や公務員、建築士など様々な職業の女性が参加している。 林業女子会は林業・森林・木が好きな女性が集まる任意団体である。「女子から女子に林業の魅力を伝える」ことをコンセプトにして、主に都市部で「豊かな森林づくりのためのレディースネットワーク・21」と連携し、フリーペーパーの発行・森林環境教育・地元の木製品のPR活動・情報発信を行なっている。森林・林業白書でも近年では「林業女子会」が取り上げられて官からの注目が高まっているといえる。地方公共団体も林業女子会と連携して、地域の木材のPR活動や、女性が林業に身近に関わってもらおうと情報発信を行なっている。
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