松ver.6
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:23 UTC 版)
1992年、「松ver.6」を発売。大幅な機能強化ではなく、松ver.5の使い勝手などをかなり改善したものとなった。パンフレットやパッケージの宣伝文句は「むずかしいこと さらさらと!!」であった。 表計算機能では、Lotus 1-2-3形式のデータファイル(拡張子WJ2)を直接取り込めるよう改善された。 1993年、「松ver.6」のDOS/V版を発売。「V-Text」環境(800×600ドットのみ)をサポートした(要:IBM DOS/V Extension(ただし互換ドライバでも動作することがある))。 V-Text環境を実現するためには空きコンベンショナル・メモリに570〜600KB程度要求する。 800×600ドット環境で「鶴」を動作させる場合は、さらに空きコンベンショナル・メモリが必要となる。 「桐 ver.5」に同梱された「松茸」は、IBMのPC-DOS/Vで標準のIAS対応版と、マイクロソフトのMS-DOS/Vで標準のKKCFUNC.SYS対応版が同梱されたが、その前に発売された「松ver.6」のDOS/V版は、IAS対応版のみ用意されており、「桐」に同梱されたKKCFUNC.SYS対応版での使用はサポート対象外であった。 初期メニューは、PC-98版がテンキー配列を模していたのに対し、DOS/V版はノートパソコン等での利用に考慮し、アルファベットキー部分で操作できるよう改められている。 その後、「松」としては、「Microsoft Windows」への対応は行われず、後継バージョンも発売されなかった。実質、これが「松」としては、最後のバージョンとなった。
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