東京都男性Aをめぐる問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 17:45 UTC 版)
「パソコン遠隔操作事件」の記事における「東京都男性Aをめぐる問題」の解説
事件の真犯人からの犯行声明によれば、関与したものには東京都の男性Aが小学校を襲撃するという書き込みを行ったとして神奈川県警に逮捕された事件(横浜市小学校襲撃予告事件)も含まれており、この事件では被疑者が当初犯行を否認していたにもかかわらず、最終的に犯行を認めて保護観察が確定している。ことに、殺害予告で名乗った「鬼殺銃蔵」の自称につき、日本酒の銘柄「鬼殺し」からとった、忌み数である13からジュウゾウと読ませたなどの合理的な根拠ある説明がなされ、小学校を狙った理由についても具体的に動機を供述した自白調書や上申書が作成されていた。そのため何らかの誘導により、自白の強要を迫ったのではないかという疑いが浮上し、神奈川県警はすでに審判が確定した男性Aに再度事情聴取を行うこととなった。 また、約250字の予告文を書き込むのに要した時間がわずか2秒であり、書き込みを受けた横浜市も疑問を抱いていたが、警察側は、特殊なソフトを使えば可能と判断し、裏付け捜査を怠っていた。2秒で250文字を書き込んだ方法について男性Aを厳しく追及し「一心不乱に打ち込んだ」という自白を引き出した。 神奈川県警は「自白の強要や誘導はなかった」と検証結果を12月15日に発表し、また横浜地検は、検察官の取り調べに違法、不適正な行為は認められなかったと発表した。
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