東京国立博物館の所蔵される初代の作品
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「山本又五郎」の記事における「東京国立博物館の所蔵される初代の作品」の解説
鰐口 東京国立博物館預託(1918年(大正7年)、第16代(大椿)より) 1586年(天正4年)製作。約30㎝(経六寸三分)約1.9㎏(重量五百匁)。「義興有立願之旨建御堂掛之 天正十四年弐月吉日 山本又五郎」の刻銘がある。 元来は、大宝寺義興が病気平癒祈願の一環として建立した神社仏閣の一つである田町(現・村上市長井町)の弁天堂に掛けられていた。(その義興とは庄内大浦城(現鶴岡市大山)の城主であった武藤義興)〔1〕 1819年(文政14年)に御堂が大破して取り壊すこととなり、御堂とともに今の浄国寺に預けられた。浄国寺の第18代住職が第13代又五郎に贈り、以降は前記の預託まで山本家で所蔵されてきた。 その後第16代又五郎まで受継がれてきた「鰐口」が、東京国立博物館に預託され現在に至るもの。 鰐口全景 撞座 花紋は蓮 義興有立の文書刻鋳 耳の取付部分は地域性が見られる、眼の部分に亀裂が認められる
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