東京メトロ副都心線

和光市から小竹向原までは有楽町線を共用し、小竹向原から池袋までは有楽町線と平行する有楽町新線に入る。今回新設される池袋・渋谷間は、明治通りやJR山手線、JR埼京線と平行して走るため、既存交通の混雑緩和に期待が持てそうだ。
池袋・渋谷間の駅数は8つ(池袋、雑司が谷、西早稲田、東新宿、新宿三丁目、北参道、明治神宮前、渋谷)、所要時間は各駅停車で16分、急行で11分。池袋・渋谷間の総工費用は2510億円で、掘削技術の進歩により南北線にくらべ1キロメートルあたりの工費を低く抑えている。東京メトロでは1日あたりの平均乗降員数を15万人(2008年度)と見込んでいる。
沿線には池袋、新宿、渋谷という大商業ゾーンだけでなく、神社などの歴史ゾーンが多いのも特徴。平成24年度には渋谷から以南が東急東横線とつながり、埼玉県南西部から都心西部を経由し、横浜方面に至る広域的な路線が完成することになる。
また銀座や大手町といった都心東部にはつながらず、都心西部を南北に横切ることから、百貨店の「西高東低化」につながる可能性もある。
(掲載日:2008/05/15)
Weblioに収録されているすべての辞書から東京メトロ副都心線を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 東京メトロ副都心線のページへのリンク