村預け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 01:26 UTC 版)
「犬小屋 (江戸幕府)」の記事における「村預け」の解説
幕府の犬の保護政策の一環として、犬小屋以外に預けて養育する制度もあった。この制度は元禄5年以前からすでにあり(元禄6年2月の「武州喜多見村御用屋鋪諸色御入用帳」)、これは中野の犬小屋運営の際にも採り入れられた。この制度は、犬小屋を補完し、より多くの犬を保護することを目的として、中野村をはじめとする周辺村落に犬が預けられた。この村預けの費用として、宝永3年(1706年)から同5年までに幕府が払った養育料は3万5000余両となった。 犬小屋の拡張を終了した段階から収容されていた犬を積極的に江戸周辺農村に預け、それに伴い犬小屋を縮小していった(白橋聖子・大石学「生類憐みの令と中野犬小屋」東京学芸大学近世史研究会編『近世史研究』第四号」)。
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