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李澔

(李家澔 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/23 09:46 UTC 版)

李 澔
各種表記
ハングル 이호
漢字 李 澔
発音: イ・ホ
日本語読み: り こう
各種表記(創氏改名・通名)
漢字 李家 澔
日本語読み: りのいえ ひろし
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李 澔(イ・ホ、이호1914年2月7日 - 1997年5月24日)は、日本統治時代の朝鮮および大韓民国検察官法律家政治家。日本名は李家 澔(りのいえ ひろし)。

生涯

慶尚北道永川郡にて、大地主の息子として誕生[1]。1923年3月に慶尚北道永川公立普通学校卒業後、翌4月に京城第二公立高等普通学校2学年に編入し、1930年3月に修了した[1]。1930年4月、京都の立命館中学校3学年に編入して1933年3月に卒業[1]。同年4月に佐賀高等学校文科甲類に入学して1936年3月に卒業[1]。1936年4月、東京帝国大学法学部法律学科に進学し、1940年3月に卒業[1]。大学在学中の1939年11月に高等文官試験司法科に合格[1]

大学卒業後は朝鮮半島に戻り、京城地方法院及び京城地方法院検事局司法官試補に任命され、在職中の1940年12月から1941年4月まで京城地方法院検事代理を兼ねた[1]。1942年3月、京城地方法院検事局予備検事を経て、同年6月に検事に任命され、京城地方法院検事に赴任した[1]。1943年12月、光州地方法院順天支庁検事に転任して終戦まで在任していた[1]

第二次世界大戦終戦後はソウル高等検察庁検事(1946年)、最高検察庁検事(1948年)、内務部初代治安局長(1949年)を務めた。

大韓民国政府樹立後は陸軍に特別任官し任大佐(軍番12673番)[2][3]。1951年5月15日、陸軍本部法務監[4]。1951年9月11日、陸軍本部兵站監[5]。戒厳副司令官、停戦委員会代表を歴任。1953年から1955年まで国防部次官、1955年から1958年まで法務部長官を務めた。1960年四月革命後の暫定政府では内務部長官。その後の第三共和国では内務部長官(1967年 - 1968年)、法務部長官(1968年 - 1970年)、駐日大使(1971年 - 1973年)を歴任。1979年粛軍クーデター後は、全斗煥が設置した国家保衛立法会議議長を務めた。また大韓赤十字社総裁も務めた。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 親日人名辞典編纂委員会 2009, p. 233.
  2. ^ 佐々木春隆『朝鮮戦争/韓国編 上巻』、205頁。 
  3. ^ 6·25戦争史 第1巻-戰爭의 背景과 原因” (PDF) (朝鮮語). 韓国国防部軍史編纂研究所. pp. 332. 2021年8月13日閲覧。
  4. ^ 박동찬 2014, p. 102.
  5. ^ 박동찬 2014, p. 104.

参考文献

軍職
先代
李贄衡
大韓民国陸軍本部民事部長
第2代:1950.10.21 - 1953.11.18
次代
金根培
先代
李贄衡
大韓民国陸軍本部法務監
第5代:1951.5.15 - 1952.2.5
次代
孫聖兼
先代
尹秀鉉
大韓民国陸軍本部兵站監
第4代:1951.9.11 - 1952.9.1
次代
李厚洛
先代
元泰燮
大韓民国陸軍本部財務監
第5代:1952.9.1 - 1955.10.18
次代
申然植
公職
先代
趙容淳
權五柄
大韓民国法務部長官
第8代:1955 - 1958
第20代:1968 - 1970
次代
洪璡基
裵泳鎬
先代
洪璡基
厳敏永
大韓民国内務部長官
第20代:1960
第31代:1967 - 1968
次代
洪翼杓
朴璟遠
外交職
先代
李厚洛
駐日大韓民国大使
第4代:1971 - 1973
次代
金永善



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