未修繕車の方向幕LED化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 11:34 UTC 版)
「東武8000系電車」の記事における「未修繕車の方向幕LED化改造」の解説
1998年度から、未修繕車を対象に前面行先表示器が手動の幕式からLED式へ改造された。この改造は行先表示器の機械化が目的で、車体側面には行先表示器は設置されておらず、また前面貫通路扉と側面の行先標(サボ)受けは残っている。この改造によって種別・行先表示部分がやや大きくなった。東上線所属の後期車より改造が始まり、後に伊勢崎線や野田線でも同様の改造が行われたが、前述の修繕工事までのつなぎ的な性格が強く、修繕工事完了と未修繕車の廃車によって現在ではこの姿は見られない。 2008年(平成20年)4月当時、原形タイプの前面を持つ車両で行先表示器が幕式の車両は1986年度修繕車(8104F・8111F・8112F〈以上6R車〉8127F・8130F〈以上4R車〉・8509F・8516F〈以上2R車〉)のみであり、修繕の際に方向幕の自動化・運転席窓下の通風器撤去などの改造を受けたため、前面が若干変わった。したがって、落成当初の前面形状を有する車両は消滅したことになる。その後の置き換えによって2013年(平成25年)現在では東武博物館所有になった8111Fを除いて廃車・解体された。 未修繕車の方向幕LED化改造車(2006年6月6日)
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