有限な地球でどうすべきかとは? わかりやすく解説

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有限な地球でどうすべきか

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/07 23:30 UTC 版)

地球有限主義」の記事における「有限な地球でどうすべきか」の解説

資源環境問題配慮しながらどうやって人類活動進めていくべきか、という方法については、いくつかの種類考えられるというのも現実地球では、資源環境汚染被害言うまでもないが、財産権力といったものの保有度合いが、各々集団例えるならば国家)によって異なるという問題があるからである。この状態では、配分的正義(平等)をどれだけ通せるかということ問題となる。 地球規模での再配分実現して平等を完全に貫き通した場合全人類が必要最小限度で制約非常に多い生活を強いられるしかないバックミンスター・フラーやクリスティン・シュレーダー・フレチェットらの宇宙船倫理)。しかし、さもなくば好き放題の生活をして近い将来破滅迎える。前者実現性が非常に低く後者考えにくい。そこで平等に関して妥協した方法考えられるギャレット・ハーディン唱えた救命ボート倫理多数犠牲の上少数生存していくというものであり、不平等性から強い批判を受けざるを得ないが、緊急問題であれば力の面や人類という「種」の生存維持の面から考えられうる。 結局倫理的に宇宙船倫理に近いものがよいとされるようになった個人間や集団間でのバランス重視しながら、現実の生活を見直していくものである。これに関連して、特に社会的弱者環境被害を受けやすいことを考慮してバランスをとろうとする考え方環境的正義環境正義)という。

※この「有限な地球でどうすべきか」の解説は、「地球有限主義」の解説の一部です。
「有限な地球でどうすべきか」を含む「地球有限主義」の記事については、「地球有限主義」の概要を参照ください。

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